訪問歯科診療

訪問歯科診療とは

現在訪問診療準備中

訪問歯科診療はなんらかの事情で歯科医院への通院が難しい方に対して、歯科医師や歯科衛生士が直接お伺いさせていただき検診や治療を行う診療です。
通院が難しく、歯が痛い、または歯がぐらつく、入れ歯が合わない、入れ歯が壊れた、などお口に関するお困りごとがございましたら一度当院へご相談ください。

このような方へ

  • 歯科医院への通院ができない
  • 歯が痛い、歯がぐらつく
  • 入れ歯が合わない、壊れた
  • 食べ物をうまく飲み込めない、むせてしまう
  • 歯ぐきから血が出る

訪問歯科診療の特徴

当院の訪問診療の特徴

当院では訪問歯科診療に力を入れています。

むし歯治療や歯周病のほか、インプラントのメンテナンス、安全に食事を楽しむための嚥下訓練などのご相談にも対応可能です。これによって通院が困難な方の生活の質を向上させることや、ご家族の負担軽減を図ることができると考えております。

要介護者の約9割がなんらかの歯科治療が必要であるとされていますが、そのうち実際に受診したのは全体の約3割にも満たないです。当院の院長・副院長はいずれも過去に訪問歯科診療に従事した経験をもっております。当院から16km圏内であれば個人宅でもお伺いすることができますので、お体の状態や社会的要因などで通院が困難という方は、一度当院までご相談ください。

訪問歯科診療でできること

「在宅でどんな歯科治療が受けられるの?」というお声をいただくことがあります。
当院で行っている訪問歯科診療についてご紹介しましょう。

むし歯治療

訪問歯科診療では、訪問歯科診療用に開発された持ち運び可能な専用のユニットを使用します。そのためむし歯の部分を削る、つめ物やかぶせ物をする、レントゲンを撮るなど歯科医院で受けるむし歯治療とほぼ同等の治療を受けることが可能です。必要な場合には抜歯にも対応いたします。

むし歯治療はお早めにご相談を

老人1

治療後は残っている歯がむし歯になっていないかもチェックし、継続して治療が必要な場合はご家族の方を含めて相談させていただきます。

原則として、訪問歯科診療は事前にケアマネジャーなどと相談して、実施可能かどうかを確認していただいてからの対応となります。「治療が必要なむし歯があるけれど通院は難しそう……」という方は、むし歯が急に痛み出す前のできるだけ早めの段階でご相談ください。

歯周病治療

要介護者の方の多くに必要となるのが歯周病治療です。歯周病の症状を放置しておくと、むし歯や口臭、歯を失う原因となり、生活の質が低下してしまいます。訪問歯科診療における歯周病治療では、歯石の除去や歯周ポケット内のクリーニングなどを実施します。

歯周病治療の重要性

お口のなかに細菌が増加すると、それらが気管を通じて肺に侵入することで誤嚥性肺炎を引き起こす恐れがあります。介護が必要な方は誤嚥性肺炎をはじめとした感染症が重症化しやすい状態にあるため、歯周病治療をして口内の細菌を減らしておく必要があります。

今ある歯を長持ちさせるためにも、定期的にケアを受けていただくのがベストです。ぐらぐらしている歯がある、歯ぐきから出血している、歯ぐきに腫れがあるといった方は当院までご相談ください。

入れ歯

入れ歯のトラブルは訪問歯科診療で最も多いご相談内容のひとつです。当院の訪問歯科診療では入れ歯の調整や修理のほか、新しく入れ歯を作製することもできます。

入れ歯の目的とは

入れ歯の目的とは

入れ歯の目的は食べ物を噛むという作業の補助だけではありません。飲み込みの動作を安定させることも入れ歯の大きな役割のひとつです。総入れ歯が必要になるようなケースでは、入れ歯を装着することによって上下の歯がかみ合い、あごの位置が安定して飲み込みがスムーズにできるようになるのです。

介護が必要な方は食事を満足に撮ることができず、栄養状態が悪くなっていることがあります。患者さんに合った入れ歯を入れることで噛む動作がスムーズになり、栄養が十分に取れるようになります。さらに口元の表情が豊かになり患者さんが笑顔を取り戻すことも多いのです。

使用している入れ歯が合わずに外してしまっているという方、部分的に歯が失われていて入れ歯を作りたいとお考えの方は当院までお気軽にご相談ください。

口腔ケア

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感染症の重症化や誤嚥性肺炎の予防のためにも是非、受けていただきたいのがお口のなかを清潔に保つための口腔ケアです。口腔内の細菌は感染症だけではなく全身性疾患とも関連が高いと言われています。

訪問歯科診療における口腔ケアは、ご自身や介護者の方ができない歯石の除去をはじめ、クリーニングや歯みがきの指導、デンタルフロス・歯間ブラシの使い方のアドバイスも行います。口腔機能の維持や回復のための指導も実施しておりますので、気になる方はご相談ください。

また、口腔トラブルを予防するための薬剤の紹介や使い方のアドバイスも行っています。介護が必要な方にはフッ化物洗口液などをご紹介することも可能です。

1年に1度は口腔ケアを

在宅で介護をしている方から「どのタイミングで診察を受ければいいのか分からない」とご相談を受けることがあります。
特にご本人が痛みを訴えていなくても、年に一度は口腔ケアを受けていただくことをおすすめしています。

嚥下訓練

嚥下訓練(えんげくんれん)とは、食べ物を安全な食べ方で食べられるようにするための練習です。では、どんなときに嚥下訓練が必要だと判断するべきなのでしょうか。

嚥下訓練が必要なケース

介護をしている方に以下のような変化が見られたらご相談ください。

嚥下訓練が必要なケース

  • うまく食べられない、飲み込めない
  • 食事時間が極端に長くなる
  • 食事中に疲れてしまう
  • 食事をよくこぼす
  • 食事中にせきこんだり、むせたりすることが多い
  • 食べ物が喉につかえる、喉に違和感があると訴えている

このような症状をそのままにしておくと、誤嚥や誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。当院では必要に応じて摂食・嚥下機能検査を実施し、安全に食べられるものとそうでないものを判断します。その結果、リハビリによって改善できるかどうかなどを考慮し、必要な治療計画を立てることが可能です。

訪問歯科診療の流れ

1お問合せ

訪問歯科診療をご希望の方はまずは当院へお問い合わせいただき、訪問の日程調整を行います。

2訪問

実際に訪問し、むし歯や歯周病などの検査を行います。患者さんやご家族の方に現状と治療についてのご説明を行い、問題がなければ治療を開始いたします。

3口腔ケア

患者さんの全身の健康維持を行うには日頃からの口腔ケアが大切です。ご自身でできることと患者さんにご協力いただく際のブラッシング方法や入れ歯のお掃除方法などもお教えいたします。

お問い合わせCONTACT

診療時間
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休診 水・土の午後/日・祝
最終受付[午前]12:30 / [午後]18:00